アスデッサン初の試みとなる年間プログラム「アスデッサン探究プログラム」は、國學院大學久我山高等学校に提供している1学期の授業を無事に終了いたしました。
(※学校側の感染症対策方針に従って運営しております。)
4月17日の初回授業では、社会人が学校を訪問し、自身が高校生時代に考えていたことやキャリア探究の意義を伝えました。そして、その後は映像学習などを用いて、7月3日までに1・2学年それぞれに8コマずつの授業を実施しました。
プログラムの全体概要はこちらから
https://www.asdessin.org/blog/968d8834536
<アスデッサン探究プログラムのコンセプト>
本プログラムは、アスデッサンが考える「自分らしい未来を描く」ために重要な3つの要素を体系的にまとめた「アスデッサンモデル」に基づき実施しています。
生徒自身が自己理解を深め、納得できる将来像をイメージできるよう授業を設計しています。
また、このプログラムを通じて、問いを立て、情報を収集・整理し、意思決定を行うプロセスを経験できるように、参加型のワークやディベートを多く盛り込んでいます。これらの要素が互いに関係して影響し合うことを想定し、授業を通じて、自分らしい未来を描いていくための姿勢・態度も同時に形成されると考えています。
<プログラム>
國學院大學久我山高等学校の1学期の授業は、以下の構成で行いました。
- 1コマ目:オリエンテーション&社会人講演
- 自分らしい将来像を描き、自己理解を深める重要性について学ぶ
- 2~3コマ目:導入ワーク
- 多様な社会人の事例を参考に、現時点での「ありたい姿・将来像」をイメージする
- 4コマ目:価値観ワーク
- 自己の価値観を深め、自己理解のベースを作る
- 5~7コマ目:キャリア観ディベート
- キャリア観について複数の選択肢をもとに議論し、異なる意見に触れることで、自身のキャリア観について新たな気づきを得る
- 8コマ目:振り返り
- 1学期終了時点での自身の価値観、キャリア観をあらためて認識する
<生徒の感想や気づき(一部抜粋)>
■導入ワーク
・それぞれ違う考え方があり、新しい視点を知ることが出来た。
・他人の感じたことや、共感した部分を共有することで、自分の意見を新しい目線で見ることができた。また、世の中にはさまざまな形で働き、成功している大人がたくさんいて、良い刺激になった。
・まだ自分のなりたい職業は見つかっていないけれど、ありたい姿や自分の価値観、社会人の体験談を元に将来像を考え、自分の道がいくつも増えたなと思った。
■価値観ワーク
・今まではあまり自分の価値観が思い浮かばなかったが、比べてみることで自分にとって本当に大切なものがわかり、価値観を考えることができた。
・迷う価値観があって決めるのが難しかった。話し合っていると違う価値観の人がいて驚いた。
■キャリア観ディベート
・2つの意見に分かれて議論することで意見のメリットやデメリットが分かりやすくなり、価値観がより分かりやすくなった。
・自分に何が必要なのかによって、意見が変わると思いました。すぐに成果を求めるか、やりがいを求めるかなどです。僕は、やりがいを求め、最初と意見が変わりました。
・今まではそれほど大事だと思っていなかったものが、自分の就きたい仕事を探すうえで大事になると気付かされた。
<2学期に向けて>
自分自身や将来について考えた感覚を覚えているうちに、また、生徒たちが持っているもやもやがそのままになってしまわないよう、夏休み期間には、サポート面談や個人で取り組めるホームワークを用意しています。
2学期は、自己理解と将来像をつなげる探究プログラムとなる予定です。自己理解をさらに深める授業に加えて、職業やライフスタイルに授業範囲を広げ、生徒たちが将来のイメージをより具体的に持てるようなプログラムを提供してまいります。
今後の様子も、引き続きホームページ・SNSでお届けしていきます。
https://www.asdessin.org/program
【中高生向け】社会人から仕事や進路選択の話を聞いてみたいという方はこちら
https://www.asdessin.org/miraidoor