2023年4月17日(月)、國學院大學久我山高等学校で、1・2年生向けの探究学習「アスデッサン探究プログラム」の初回授業を実施しました。
このプログラムは、1・2年生(計920人程度)を対象に、各学年15コマを年間通して提供するものです。
<開催目的>
年間プログラムの第一歩として、自分らしい将来像を描くことの意義について感じてもらい、プログラムの概要やゴールをイメージしてもらう回としました。
<概要>
社会人講演と自己探究シートの記入を合わせた2コマで実施。
12人の現役社会人が参加し、各クラスで、アスデッサン探究プログラムの説明と合わせて、高校時代に描いていた将来像、当時考えていたことなどについて、質疑応答を交えながら展開しました。
2コマ目では、クラス毎に学習動画に従って、現時点でのありたい姿や価値観を「自己探究シート」に書いてもらいました。
<授業タイムライン>
1年生
14:50 - 15:35 プログラム説明・講演
15:45 - 16:30 自己探究シートの記入
2年生
13:55 - 14:40 プログラム説明・講演
14:50 - 15:35 自己探究シートの記入
放課後相談室(自由参加)
<授業の様子>
講演パートでは、仕事についてや文理選択、大学の学部に関する質問などが挙がりました。現役で部活をしている人が多く、今は部活を頑張りたい!という声や、勉強と部活の両立についての悩む生徒もおり、生徒からの相談は「放課後相談室」でも受け付けました。
<生徒からの質問の一部(終了後アンケートも含む)>
「どうやって就職したい会社を決めましたか?」
「行きたい学部を迷っています。どのように決めたらいいでしょうか?」
「部活と勉強の両立をするにはどうすればいいですか?」
「英語を使える仕事に就きたいけど、どんな仕事がありますか?」
「選択して失敗したと思ったことはありましたか?」
「目標を作るにあたって大切なことはなんですか?」
「自分が夢中になれるものの見つけ方を知りたい」
<先生からひとこと>
多くの生徒が当日をとても楽しみにしており、講演中も聞き入っている様子でした。
国語・数学などの教科科目と同等に重要な、「自分の将来を考えること」について、生徒たちがきっかけを掴んでくれるとうれしいです。
<今回参加した社会人>
IT/教育/医薬品/食品メーカー/人材/鉄道
など、さまざまな業界から
人事/営業/SCM/マーケティング/コンサルタント/起業家
など多様な経験を持つ現役社会人が参加しました!
<まとめ>
動画やオンラインを組み合わせた学習に、初めは戸惑いが見られましたが、近くの人同士で相談したり教え合ったりしながら始まったワーク。
1年生のクラスでは、2コマ目の自己探究シートの記入についても、社会人たちからの質問の投げかけや、体験談から補足説明を行うなどしながら進めました。最初からありたい姿をすらすら書く人もいれば、価値観ってなんだろう?キャリア観ってなんだろう?と悩む声も聞かれました。
友達同士の会話や社会人からの質問で、キャリアや将来像、価値観に興味が深まればと思います。
初回とあり、まずはワークシートを埋めることに意識が向いてしまいがちな印象でした。ここから1年間のアスデッサン探究プログラムを通じて自分らしい将来像を探究し、ありたい姿を描くイメージを持ってもらえるよう、國學院大學久我山高等学校の先生方と連携しながらプログラム提供を進めます。
1学期は、リアル・オンラインを組み合わせながら、引き続き自己理解を深める授業を中心に行う予定です。今後の様子も、引き続きホームページ・SNSで配信していきます。
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